NovelAIでは取り込んだ画像をもとに新しい画像を生成することができます。
Image to Image(img2img)と呼ばれます。
img2imgで画像生成する時のStrengthとNoiseという数値の使い方がいまいちよくわからなかったので、それについて検証しました。
そもそもNovelAIのStrengthとNoiseって何よ?
NovelAIのページで書かれていることを翻訳してみます。google翻訳を多少変えています。
Strengthで画像構成を変更できます。Strengthが低いほど、オリジナルに近いかたちで生成されます。
Strength allows the AI to change the image composition. Lower Strength will generate closer to the original.
Noiseにより、AI はより多くの詳細な部分を生成できますが、Noiseが高すぎると奇妙な画像ができる可能性があります。
Noise may allow the AI to generate more details but can cause strange artifacts if too high.
一般に、Noiseは常にStrengthよりも低い数値にする必要があります。
In general, Noise should always be a lower number than Strength.
説明は以上ですが、実際確かめてみないとわかりませんね。
NovelAIのStrengthとNoiseの検証用の画像について
いらすとやさんから検証用の画像をお借りしました。ありがとうございます。
今回使ったのはこの女性のイラストです。

NovelAIのStrengthとNoiseを実際に検証してみた。
StrengthとNoiseは0~0.99まで設定可能です。
0→0.1….0.99の11段階で出しました。
以下が検証画像です。
prompt:1girl, beautiful woman, portrait, smile, red shirt, black hair, black eyes,

NovelAIのStrengthとNoiseを検証してわかったこと
Strengthについて
- Strength0~0.6では画像はあまり変わらない。
- Strength0.7~0.8だとオリジナルを残しつつうまく交わった感じになる。
- Strength逆に0.9~0.99だとオリジナル要素がかなり減ってくる。今回のpromptに影響されているのかもしれない。
Noiseについて
- Noiseは強いほど別の色を浴びせたような画像になる。
- 特にStrength0.4 Noise0.99が一番強いように思える。というかなぜか白い要素が強い。この画像を中心にして変な絵がまともになっていく感じ。
- Strengthを強めていくとNoiseの影響は極端に減る。ただし原型からも外れる。
- そのことを考えるとNoiseはStrengthよりも低い数値にする必要があるというのは正しいと言える。
イメージにするとこんな感じです。

NovelAIのStrengthとNoiseを検証した所感、反省点
- seed値がなぜか固定できなかった。仕様なのかやり方がまずかったのかよくわからなかった。
- 今回はportraitという単純な要素しかないのでNoiseでもあまり変化がなかった。背景など色がたくさんある場合だとより変化がわかるのかもしれない。
- のちのち0.7~0.9ぐらいの検証をしてみると面白いかもしれない。(ただし画像を機械的に作成しつづけるのは結構しんどい)